呪われし家に咲く一輪の花
Netflixオリジナル作品。
映像がすごく綺麗で、映画の中の人物が話すというより小説でいう地の文みたいな説明が多い印象だった。
なんていうか、小説をそのまま映像にした感じ。言い回しがすごく好き。
"冷えたバターの白さのように冷たい"
とか、普通の映画ならあんまり言わないような言い回しが多い。ほんとに小説読んでるみたいな感覚になる。
ホラーではあるけれど、幽霊がワッと出てくるようなものじゃない。なんなら何も起こらない。
不気味な雰囲気が続くだけ。心臓には優しい。
穏やかに、静かに話が進んでいくんだけど、変化がないように見えて少しずつ朽ちていくような。それに見入る見ている側も朽ちていくような後戻りできない感覚になる。じわじわ感じる恐怖。
でもわかりやすい恐怖を求めるのにはちょっと退屈しちゃうかも。